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ボクシング界亀田騒動:反則行為の代償と波紋メディアとの関係

反則行為をした亀田選手への批判。メディアの責任も問われる騒動。実力と人気と倫理観の溝があからさまに露呈した。


(亀田家騒動とは?)2007年10月、亀田大毅選手がチャンピオンとの試合で、相手を持ち上げたりさまざまな反則行為を行った。そして、チャンピオンが勝利したが、試合後すぐにリングを後にして、チャンピオンを称えることをしなかった。

その行為がボクシング協会や国民の反感を呼び、トレーナーである父は、セコンドに付くことを無期限禁止とされるなどの処分を受けた。所属するボクシングジムも処分を受け亀田家はそのジムからも処分を受けた。それまでヒーロー視されていた亀田一家への批判が一気に噴出した。メディアの責任を問う声もあった。


(コラム)メディアの恐ろしい扇動力、メディアによりヒーローとなりメディアによって抹殺される?救われる道もまたメディアに存在する。


亀田大毅選手の反則行為を発端として、亀田家のボクシングへの姿勢、倫理観が批判されている。今までのヒーロー扱いから一転、厳しいペナルティも課され、四面楚歌の亀田家・・・。今日もメディアは彼らを取り上げ、そして善良な?人々は食い入るように見つめる。


ゴキブリ、切腹発言等、テレビの画面の中で毒気付く亀田家の人々に、嫌悪感を感じていた人は多いだろう。


今回が初めてではない。いつもそうだった。けれど、おもしろければいい、視聴率がとれればいい、どんな形でも勝てばいい、というような風潮が、人々の心に横たわる倫理観に由来する正当な感情を抑え込んできたのだ。


見えないところで反則をする、負けが決定的となればあからさまな反則行為に出る、画面から流れるそんな醜態に、大人しい物言わぬ一般大衆もさすがに黙っていられなくなった。


あれほどの決定的な悪意に満ちた瞬間が訪れるまで、なぜ人々は何も言わずにいたのか?


そこには、メディアによる扇動力が見え隠れする。正しいことを報道するに違いない、メディアがヒーローとして祭り上げているのだから、正しいはずと思ってしまう心理がある。自分の意見よりメディアの意見が正しいと思いこみ、自分で考えることを止め、自分の意見を無意味なものだと感じてしまう。


それが、メディアが叩き始めるとどうだろう。みんな一斉に、そうだそうだ、の大合唱。極悪非道者に制裁をと奮起する。かくして、亀田家は以前と何も変わっていないのに、ヒーローだったときも同じ非倫理的思考を見せていたのに、一転メディアによって弾劾され、一気に非難にさらされることになる。


けれど、亀田家は黙ってはいない。メディアの力を誰よりも知っている彼らは、メディアを利用することをどんなときも忘れていない。嵐の時こそメディアに頼るしかないことを誰よりも知っているのだ。


即座に反撃に打って出る。非を認め謝罪に次ぐ謝罪。できる限りの謝罪。
その映像を見た人々は、かわいそうにと同情するのだから。メディアの力を誰よりも知る亀田家の人々はあくまでメディアを利用し続ける。扇動される人々がいる限り。

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