食事に行ったとき、お金の支払いの場面。どっちが代金を払うかで押し問答しているのを見かける。どちらも払いたいと主張して、もめている。この場合、動機となっているのは、「お金を払ってもらって、借りを作りたくない、世話になりたくない。」という頑固な心理だ。
最初は払ってあげようと思い申し出る。すると、相手も「私も支払いたい。」と主張する。ここで、先に支払うと申し出た側は、相手の支払いたいという意思が固いと気がついたなら、もともとは親切心でお金の支払いを申し出たのだから、相手に花を持たせる配慮、つまり、自分が折れて相手に世話になることを受け入れる配慮を持つべきではないだろうか。相手におごらせてあげて、いい気分にしてあげよう。
1回の食事にかかるお金なんて、もちろん微々たるもの。2人分の代金を支払ったところで何も苦しくなりはしない。もちろんおごってもらったところで、そのお金での経済的なプラスはたいしたものではない。逆に、お礼を言う義務が発生し煩わしいのみだ。だから多くの人は、少額のお金を負担してもらって、おごってもらってお礼を言わなければならないこと、おごられて借りを作ることのほうがいやなのだ。
だから、いつまでも、そんな少しのお金のことでワイワイ騒いでいるのだ。
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